【入門】親世代にAIを教える Claudeのやさしい説明を数値で測った
親世代にAIを教えるとき、AIに「やさしく説明して」と頼めば、本当にやさしい言葉になるのか。同じ内容を70代の親向けと小学4年生向けに説明させ、カタカナ語、漢字、一文の長さを数えた。
結果は、親向けのほうがカタカナ語が多かった。「70代向け」と頼んでも、言葉は自動ではやさしくならない。試したのは Claude の haiku で、ChatGPT では試していない。
操作を見せる前に、AIが何をする道具かを一言で伝える。質問や頼みごとを文章で送ると、それに合わせた文章を作って返す仕組み、と話す。AIに送る文章はプロンプトと呼び、お願いの文章くらいに思ってよい。
AIが間違った内容を自信ありげに答える現象はハルシネーションと呼ぶ。最初に添えておくと、答えを鵜呑みにしにくくなる。
テーマを渡し、相手と長さを指定する。台本の形になるのを防ぐため、文章だけと書き添える。
次の内容を、AIを使ったことがない70代の親に向けて、
やさしく説明してください。説明の文章だけを書き、
見出しや会話の台本の形にはしないでください。
テーマ:ChatGPTのようなAIに、住所や口座番号などの個人情報を
入力してはいけない理由
長さは400字以内。
実行日は2026-10-01。モデルは claude-haiku-4-5-20251001。ツール無し、Web検索無し。
上のプロンプトの相手を「70代の親」「小学4年生」に変え、各5回、計10回。カタカナ語は2字以上の語を数えた。漢字は学年別漢字配当表と照合し、1〜4年で習わない漢字の種類数を数えた。
| 指標(5回の平均) | 70代の親向け | 小学4年生向け |
|---|---|---|
| 文字数 | 354.4 | 334.8 |
| カタカナ語 | 6.6 | 1.2 |
| 一文の長さ(字) | 40.9 | 34.3 |
| 1〜4年で習わない漢字(種類) | 19.6 | 13.6 |
70代向けの1回目の冒頭。
ChatGPTなどのAIに住所や口座番号などの個人情報を入力してはいけません。理由は、インターネット上に情報が保存されるため、第三者に盗み見られたり、ハッキングで盗まれたりするリスクがあるからです。
この回のカタカナ語は、インターネット、スマートフォン、ハッキング、パソコン、ホームページ、リスクの6語だった。
生ログ: EXP-26 の全記録
70代向けの5回のうち2回は、AIに入力した情報が「多くの人に見られる」といった言い方をした。実際の取り扱いはサービスごとに違うので、断定はサービスの公式ヘルプで確かめる。
カタカナ語を減らしたいなら、「カタカナ語は使わず、言い換えてください」と足す。この追記の効果は試していない。
最初のプロンプトは「会話で話すように説明して」だった。親子の台本の形で返ってきたので、台本の形を禁止して計り直した。最初に試した版の生ログも残してある。
「70代向けに」と頼んでも、カタカナ語は小4向けの5倍以上出た。一文も長めだった。説明文は、相手に渡す前に自分で読んで直す。