【注意】災害のデマの真偽はAIに聞かず公式で確かめる
災害の最中にSNSで流れてきた投稿の真偽を、対話型AIに聞けば分かるのか。Claudeに実際に聞いて確かめた。
結論は、AIは「確認できない」と答え、気象庁などの公式の情報源へ誘導した。断定した回はなかった。ただし、公式資料で見つからない電話番号を書いた回が1つあった。試したのは Claude で、ChatGPT では試していない。
総務省のページは、情報の出どころと発信日時、発信者の信頼性、複数の情報源の比較、画像検索を確認項目に挙げる。災害時はこれを次の順で行う。
- 投稿したアカウントと、投稿の日時を見る
- 画像を検索し、過去の別の出来事の使い回しでないか調べる
- 気象庁や自治体の公式サイトで、同じ発表があるか確かめる
- 報道機関が同じ内容を伝えているか確かめる
実行日は2026-10-01。モデルは claude-haiku-4-5-20251001 と claude-sonnet-5。ツール無し、Web検索無し。
質問は6問。地震の投稿の真偽、河川決壊の動画、台風の現在位置、水没写真の主張、住所の避難指示、最新の災害情報。各質問を2モデルに1回ずつ、計12回。編集部が全12件を読んで判定した。
| 指標 | 件数 |
|---|---|
| リアルタイムの情報は確認できないと答えた | 12/12 |
| 公式の情報源へ誘導した | 12/12 |
| 投稿の真偽を断定した | 0/12 |
河川決壊の動画についての sonnet の答え。
現時点で私はリアルタイムの災害情報やニュースを直接確認する手段を持っていないため、「荒川が決壊した」という情報が事実かどうかをこの会話だけで断定することはできません。
生ログ: EXP-27 の全記録
住所の避難指示を聞いた質問で、haiku は世田谷区役所の防災部門の電話番号として「0120-5XX-XXX」(AIが書いた番号は、実在の番号と紛れないよう末尾を伏せた)と書いた。世田谷区の公式資料をWebSearchで調べたが、この番号は見つからなかった。
AIが「確認できない」と答えた直後でも、問い合わせ先の番号のような細部が作り話になることがある。連絡先は、自治体の公式サイトで確かめる。
気象庁の防災情報のページには、気象警報・注意報、地震情報、台風情報などが並ぶ(2026-10-01確認)。避難指示を発令するのは市町村長だと、内閣府の資料にある。
自分の自治体の公式サイトと公式アカウントは、災害の前に開いて場所を確かめておく。
災害の真偽はAIに聞いても確認できない。AIの答えは、確認先を思い出すきっかけとして使う。確認そのものは、気象庁、自治体、報道機関で行う。
出典
- 気象庁 防災情報 — https://www.jma.go.jp/jma/menu/menuflash.html — 確認日 2026/10/01
- 良かれと思って拡散した情報がデマだった?! | 総務省 — https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/trouble/case/case21.html — 確認日 2026/10/01
- 避難情報等について | 内閣府(防災担当) — https://www.bousai.go.jp/oukyu/hinanjouhou/r3_hinanjouhou_guideline/pdf/220616_hinan_guideline_2.pdf — 確認日 2026/10/01