【注意】ディープフェイクは見分けにくい 電話は切ってかけ直す
ディープフェイクとは、AIで実在の人の顔や声を合成した偽の動画・音声のことだ。「輪郭のぼやけ」や「まばたき」を見て見破る方法がよく紹介される。
2026-10-01に公式ページを開いて確認すると、見た目で見破る方法は書かれていなかった。書かれていたのは、情報の出どころと本人を別の手段で確かめる行動だった。
編集部は偽動画の検出も、偽音声の聞き分けも実験していない。この記事は公式ページの確認が根拠で、実験の記録ではない。
確認日は2026-10-01。政府広報オンライン、警察庁の特殊詐欺対策ページ、総務省の情報リテラシーのページを、編集部が開いて読んだ。
AIには聞いていない。見分け方の手がかりが本当に効くかどうかの実験は、していない。
政府広報オンラインは、AIの進展で偽の画像や映像が巧妙化し、信頼できるかの判断が難しくなっていると書く。国は、AIが動きの不自然さを検知して真偽を数値で示す検証ツールの開発と実証を支援しているという。
警察庁のオレオレ詐欺のページは、電話でお金の話が出たらいったん切ること、家族や最寄りの警察署にかけ直して確かめることを挙げる。相談先は警察相談専用電話の#9110と、消費者ホットラインの188。
総務省のページは、いつ誰が発信したかを確かめること、複数の情報源を比べること、画像検索で同じ画像がないか調べることを挙げる。映像や画像だけで本物と決めないよう求めている。
警察庁のそのページには、AIや音声合成への言及はなかった。
次の四つは公式ページの確認ではなく、編集部の提案だ。効果の実験はしていない。
- お金や個人情報の話は、その場で答えず、いったん切る
- 折り返しは、かかってきた番号ではなく、自分の連絡先に登録済みの番号にかける
- 家族だけが知る合言葉を決めておく
- 家族の顔や声が長く映る動画は、公開範囲を見直す
光の向きや口の動きの違和感といった見分け方は、公式ページでは確認できなかった。政府広報が「判断が難しい」と書いている以上、見た目の違和感は手がかりの一つにとどめたほうがいい。
本人からの連絡に見えても、お金が絡むときは別の手段で確かめる。この行動は、公式が挙げる「切ってかけ直す」と同じ向きだ。
動画生成AIの仕組みは動画生成AIとは?Sora登場で変わった動画づくりの常識、音声生成は音声生成AI・AIボイスとは?できることと基本の仕組みに書いた。個人情報の入力はChatGPTやClaudeに個人情報を入力しない方がいい理由を参照。
見た目で見破ろうとするより、切ってかけ直す。公式ページから確認できたのは、この行動の側だった。
出典
- 安心できる情報社会 | 政府広報オンライン — https://www.gov-online.go.jp/article/202512/tv-6277.html — 確認日 2026/10/01
- オレオレ詐欺 | 警察庁 SOS47特殊詐欺対策ページ — https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/case/oreore/ — 確認日 2026/10/01
- 良かれと思って拡散した情報がデマだった?! | 総務省 — https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/trouble/case/case21.html — 確認日 2026/10/01